0歳(7ヶ月頃)から遊べるプログラミングおもちゃ
KUMIITAは、パネルを並べてロボットと遊びながら、プログラミングを学ぶことが出来るおもちゃです。
プログラミングの流れを、遊びの中で体験することができます。
- システム設計…スタートとゴールも含めて、ロボットのルートを考える
- プログラム設計…パネルの並べ方を考える
- プログラミング…実際にパネルを並べる
- 実行…ロボット本体をスタート地点から歩かせてみる
- デバッグ…失敗したら、原因を考えて修正、再挑戦する
プログラミングに必要な「順序立てて考える」力を、実際にパネルを並べて考える中で磨いていくことができます。
KUMIITAはプログラミングだけでなく、感性を磨く
KUMIITAについて調べていると思うのは、感性的な部分を非常に大事にされているということです。
そう思った理由をいくつか挙げてみますと、以下のような点です。
- パネルに文字を使用しない
- 動物の鳴き声や楽器の音色が鳴るパネル
- ルート(パネル)からはみ出すと、クミータがエラーを知らせる
それぞれ簡単に紹介します。
パネルに文字を使用しない
KUMIITAのパネルには、文字が書かれていません。直進パネルは真っ直ぐの矢印、その場で回転するパネルはグルっと円を描く矢印、といった風に、図と絵柄で表現されています。
これは、文字の読めない子でも遊べるという利点がありますが、それだけではありません。
絵だけのパネルを使って考えることは、クミータ(ロボット)がどう動くかを、言葉ではなく動きそのものでイメージをすることに繋がっていきます。
文字、言葉でのインプット/アウトプットは、チームでプログラミングする、誰かに説明する、などのコミュニケーションを考えれば、いずれ必要になります。
ですが、子どものうちはとにかく内面のイメージを磨いた方が想像力が働くようになりますし、熱中できると思います。
動物の鳴き声や楽器の音色が鳴るパネル
本来、スタートからゴールまで移動することが目的であれば、途中で音を鳴らしたりする必要はありません。ただ指示通りにパネルの上を走ればいいだけです。
しかしKUMIITAではそうではなく、クミータが途中で動物の鳴き声を真似してみたり、楽器を吹いてみたりと遊びながら進んでいく。
想像力を働かせれば、遊ぶ度に一つのストーリーを生み出すことだってできます。
子どもが自ら楽しみ方を考えることができる、とても良い仕掛けだと思います。
ルート(パネル)からはみ出すと、クミータがエラーを知らせる
KUMIITAでの遊び方は、スタートとゴールを決めて、上手にゴール出来るようにクミータの動きをプログラミングする、というのが基本です。
クミータが歩き出した後、プログラムにどこか問題(エラー)があればパネルからはみ出してしまうわけですね。
その時、クミータがエラーをお知らせしてくれるというのですが、これが良い。
「クミータが家(ゴール)に帰れなくて困ってる!なんとかしなきゃ」とか、これまた想像力が拡がります。
KUMIITAがおすすめなのはどんな子?
兄弟・姉妹の下の子が幼くても安心
私には0歳の息子がいます。
そのため、プログラミングのおもちゃを見るときには、「プログラミングは分からなくても、(0歳からでも)おもちゃとして遊べるかな?」という視点で見ています。
ですが、大抵のおもちゃはパーツや付属品が小さかったりして、誤飲の心配があるんですよね。
そのせいか、私が見てきた限りでは、プログラミングおもちゃの対象年齢は低くても3歳以上から、というものが多いです。
その点、KUMIITAは、小さい子でも遊べるように工夫されています。
これってつまり、例えば2歳の子と0歳(7ヶ月~)の子が居る家庭でも遊べるってことなんです。上の子に向けて買ったつもりでも、当然下の子も寄ってきますからね。
二人以上の子を持つ親として、この点はかなりポイントが高いです。
幅広い年齢に対応
対象年齢が0歳7ヶ月頃からという低さも特徴的ですが、成長するに伴ってより高度な遊び・学習が出来るように考えられています。
- 基本セットとの組み合わせで、より遊びの幅が拡がるぼうけんキット
- 新しい動きが可能になるパネル
- 専用タブレットやパソコンを使ったプログラミング
今後追加予定のアイテムも含めて、追加していくことで長く遊べるように設計されています。
特別な日のプレゼントにぴったり
正直なところ、KUMIITAの価格は安いとは言えません。
基本の「KUMIITA はじめてパネルセット」は、税込55,000円です(2019年5月現在)。
その価格だけの価値はあると感じますが、お誕生日やクリスマスなど、特別な日のプレゼントにと考えるのが良さそうです。
基本セットをプレゼントしたら、成長に合わせて、何年後かに追加アイテムをプレゼントすることもできますね。
また、お孫さんへのプレゼントにも良いのではないでしょうか。
育児中で、気軽にこの額を出せる家庭はそう多くないと思うので。。(我が家も含めて)
まとめ
KUMIITAは、「0歳からプログラミングを体験できる」おもちゃという点で最初のインパクトが大きかったです。
ですが、KUMIITAを知っていく中で、それだけではない魅力がどんどん出てきました。
本文中にも書きましたが、やはり感性、想像力をプログラミング力と同時に磨くことができそうなのは大きいです。
1点気になるとすれば、パネルを並べるのに必要なスペースについて。
どのくらいのスペースが居るのかざっくり想像してみましたが、1畳ほどあれば拡げることができそうです(パネル1枚は1辺約12cmの正方形)。
見た目も可愛いですし、出来れば欲しい、子どもに遊ばせてみたいプログラミングおもちゃです。